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She Just Wants to Dance / KEB' MO'

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ブルースっていうと、なんとなく古い音楽ばかりを連想してしまいますが、ちゃんと今でも新鮮な音楽なんですよね、実は。

そんなことを実感させてくれるのがこの人、「ケヴ・モ」。
なんたって、デルタブルースを現代によみがえらせたかのようなフィーリングがたまらないではないですか。

っで、この曲ですが、スライド・ギターとホンキートークなピアノが冴え渡るミッドテンポ・ナンバーです。

最大の聴き所は、シンプルなバックのもと、唄うドブロと音の隙間を埋めていくピアノの絡みでしょうか。

この曲みたいな曲は通常のギターだけだとどうしても硬い雰囲気になりがちなんですが、自由奔放なピアノとメロディックなスライドのおかけでなんともポップな曲に仕上がっています。

ちなみに、これが出たのは94年ということだから、SRV以降のブルースブームが落ち着いた頃。当時の派手なテキサスブルースに慣れた耳にはちょっと物足りなかったのかも。

決して、メジャーな人ではないけれど、期待を裏切らない音楽です。興味のある方はぜひ!!

≪From アルバム『Keb' Mo' 』≫