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little baby / Howlin' Wolf

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今日は、しっぽりとブルースを。

このCD、2in1 なもんで、説明しづらいのですが、本来この曲が入っているのは、椅子の写真のジャケットの方です。
実は古典ブルースの中でも特に好きなアルバムだったにもかかわらず、数年前の引越し時のドタバタでこのCDを紛失してしまっていました。

そして、先日ようやく再購入しましたが、リマスターの威力に驚きました。全編で音の輪郭がはっきりとし、クリアーな感じになっていましたが、特にこの曲は迫力がましてすばらしいのです。

まずは、彼のダミ声。このダミ声のボーカルがとてもかっこよく響きます。そう、まるでいかりや長介のごとく。とにかく迫力があります。

そして、ドラムとピアノ、もちろんギターもとても生々しい音になっている!!
ドラムなんて、スネアの響線の音までも聞こえてきそうなくらいの勢いです。以前のCDではこの感動はなかったなぁ。

それぞれの楽器がくっきり分離して聞こえる分、スタジオ内の余韻というか、雰囲気というか、そういったものも見えてきます。

ブルースのCDも遂にジャズと同様、時代の流れで高音質化にのりだしたのでしょうか?賛否両論だと思いますが、私は肯定派です。
だって、どうしてもオリジナルの音が聴きたければ、レコードを買うまでですから。

≪From アルバム『Howlin' Wolf』≫