
今年も気がついたら、彼の命日が過ぎようとしていました。私が生まれた翌年だからもう26年。いまだにジョンの存在の大きさは嫌でも伝わってきます。
そんな彼の地味なアルバムからの1曲。いろいろと精神的にも不安定な時期だったらしいけれど、だからこそ研ぎ澄まされた何かを感じるんです。彼の原点のようなシンプルなポップソングに、ビートルだった呪縛を解き放つかのような洗練された都会的なサウンド。特にこんなひとりハモリやジャジーなホーンはビートルズならありえないよね。
そりゃ「イマジン」頃までの真摯なメッセージは少ないかもしれないけれど、ポップスの本質が詰まったこの頃にももっと光があたってもいいんじゃないかなぁ・・・って考えるプチ・ビートルマニアでした。
≪From アルバム『心の壁、愛の橋』≫