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All the Young Dudes / Mott the Hoople

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すっかりご無沙汰の書込みとなってしまいました。
暑い日が続いて気持ちもだれてきてしまっています。

そして、今日もとっても暑かった。夜になっても、部屋の温度計は32℃からビクともせず、気分をそらすためにグラム・ロック周辺の音楽を聴いていたところです。

今日はそんな中からの1曲。モットのアルバムのタイトル曲からです。
まだまだ無名だった時代に、かのデビット・ボウイがプロデュースを担当したアルバム。ちょうど彼が「ジギー・スターダスト」なんかやっているころだったので、その辺の影響はモロに見えます。

なんたって、アコギの使い方とディストーション・ギターなんてそのまんまかも。でも、意外とこのサビの部分のコーラスって頭に残るんですよね。ちょうどビートルズの「愛こそはすべて」と同じような感覚かもしれない。

しかし、この曲のボーカルもすごい。なにがすごいかって、初期のディランのようにメロディがないのにメロディックに聴こえてしまうのです。これは、どんなに計算されたメロディよりも美しく胸に響く時があるのです。

もともと演奏テクニックに重きを置いていないグラム勢の中でも、かれらのヘタウマ度合は群を抜いているといわれています。とはいえ、そんなラフだからこそ、ロックを感じるってものです。

今夜の蒸し暑さにうんざりの私には、そんなこと忘れさせてくれるような、ラフなロックに万歳!!

≪From アルバム『すべての若き野郎ども』≫