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Stoop Down #39 / J. Geils Band

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J.ガイルズ・バンド って、名前は知っているけれど私と同世代にはイマイチぴんとこないバンドでした。それは多分、私の世代が世間が80年代を恥ずかしいと思い始めた頃に音楽を聴き始め、80年代のあまりよくない彼らのイメージが染み付いていたからかなぁ。

でもね、最近になって70年代の彼らのアルバムを聴いてみるととてもカッコイイ。私の古いイメージにあるものとはまるで別物のようです。

今日は、そんな中から1曲。この曲は彼らお得意のブギースタイルで、ブルース・ロックなナンバー。こういった曲が普通に演奏できるのが生粋のアメリカン・バンドなんだよね。この手の曲をイギリス人や日本人がやってしまうと、埃っぽさがなくなって面白みがなくなってしまう。

彼らのこの曲のカッコよさのポイントはなんといってもブルース・ハープ。ブルース・ハープを使いこなすバンドは多くは知らないけれど、やっぱりブルースっぽい曲にはよく合う。ボーカルと掛け合いのようにハープが鳴る姿はまるで初期のストーンズみたいに。

そして、リズム・ギターもいい。多分ストラトだろうけれど、ざっくりした質感のリズムギターってカッコイイよね。思わず腰でリズムをとりたくなるような、そんなかっこよさなんです。

今まで、こんなにいい曲を知らなかったなんて損をして生きてきたなぁっと少し反省している次第です。
やっぱり食わず嫌いはよくないなぁ。

≪From アルバム『悪夢とビニール・ジャングル』≫