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まぼろしの世界 / doors

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なんだか、春の匂いが鼻をくすぐった今日の夕暮れ時にどうしてもこの曲が聴きたかったのです。学生の頃は、それころ夜通しこのアルバムをターンテーブルに乗せいてたこともありました。

初期の彼らと違ってベースが加わったことで、とってもタイトなリズムの上に、切なげなボーカルで歌い上げ、トレモロギターも絡んできます。そして、一瞬、時間が止まるかのようなキメのブレーク。単に“サイケ”って言葉だけでは片付けられません。

こんなにも音の空間を意識する曲はあまりないように思います(だって、今の音楽はアマチュアでさえ16トラック以上つかうもんねぇ)。この空間の心地よさに身を任せている今宵です。

≪From アルバム『まぼろしの世界』≫