とっても美しいんです、この曲。
最近、ようやくギルモアさんのソロアルバムを手にしたのですが、やはり彼のギターの音、フレーズ、タイム感...どれをとっても美しいなぁっと。
これまでは単にピンク フロイドのギタリストとしてしかみていなかったけれど、こんな曲を聴いてしまっては私の中の最重要ギタリストの仲間入りですね。
どっしりとしたリズムをバックにエコーたっぷりのリードギター、ジャリッとした感じのリズムギター絶妙に曲をつむぎだしていきます。リードギターはとても綺麗な音色で、ボーカルに絡めたフレージングを展開するのだけれど、これがいいんだぁ。
ヘビメタあたりの様式化された美しさとは別次元の完全な泣き節。泣き節なんだけれどブルースっぽさはあまり感じないのね。この辺りがこの人のすごいところかと。
っと、演奏のことばかり書いてしまいましたが、曲自体もすごくいいです。もしコレをフロイドでやると大作的になってしまうんではないかと思うような単調かつ広がりのある曲ですが、それをいい具合にまとめちゃったって漢字でしょうか。
ゆるやかに気持ちを高めるような曲なので、最近は朝の通勤で欠かせなくなっちまいました。
≪From アルバム『David Gilmour』≫