今さらながら、世界で一番好きなライブアルバムはコレです。
ちょうど私がロックンロールになじみ始めた頃にCD化されて、以来ずっと聞き続けています。
ジョン自身が慣れ親しんだカヴァー曲やオリジナル曲を気心知れた仲間たちとぶっつけ本番でやるっていうシチュエーションで、独特の緊張感とバンドの一体感を感じることができて何度聴いても聞きあきない。
特に、この1曲目のプレスリーのカヴァーは、ジョン自身の緊張度合いも伝わってくるようで好きだなぁ。ジョンのカジノのやや細い音と、クラプトンの太い音色のリードギターが良く合っている!
ビートルズでは、ギブソン系のギターの音色が2本重なることはあまりなかったから新鮮だし、その後のハードロックを予感させるようなコンビネーションだと思いますが、いかがでしょうか?
いまからさかのぼれば40年以上前のライブなのに、この演奏とグルーブが古さを感じさせないんだよね。
しかしながら、脱帽なのは、ジョンのロックな歌声でも、クラプトンの流暢なギターでもなく、ジョンの弾くリズムギターの上手さ。こんなグルービーなリズムギター、歌いながら弾くのって相当難しいよね。
≪From アルバム『Live Peace in Toronto』≫