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Valentino / Diane Birch

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このアルバム、とってもいいっす。
最近のアメリカ発のCDではピカイチです。

なんか、ここ数年、ジョス・ストーンや今年のダフィーなど、イギリスから、イギリスらしい陰影をもった女性ミュージシャンがでてきて、そろそろアメリカでもって考えていたら彼女に出会いました。

前述の独特の陰影を持つイギリス女性勢に対して彼女の曲はどうかというと、アメリカらしくカントリーフレーバーも持ち合わせているのです。

この曲もそんなナンバーで、このカントリー風味はとても島国の英国人や日本人には持ち合わせていないもの。どこか素朴な彼女の歌声には、こういった雰囲気がまた合うのです。

でも、決してカントリーソングではなく、他の曲にも見られるように根幹にある70年代SSWのメロディーの流れ方をカントリータッチで表現している感じ。これがまた好感をもてるのです。

彼女の登場で私は2つのことを改めて認識しました。
ひとつは、やっぱりSSWの“うた”は好きだということ。
そして、もうひとつは、アメリカの音楽ルーツは太く根深いってことでした。

≪From アルバム『Bible Belt』≫