Amazon.co.jp ウィジェット

トップ > 音楽レビュー > ジャズ > Comin' Thru The Rye / JULIE LONDON

Comin' Thru The Rye / JULIE LONDON

ファイル 27-1.jpg

久々のジャズです。最後にジャズをレビューしたのはいつのことだったか・・・。このCD、2004年の某映画によるスイング・ジャズ・ブームの時に発売されたもの。ただ、内容的には私のような初心者にはもってこいかも。

そして、そのアルバムの最後に来るのがこの曲。
私達、日本人にとっては、かの『ドリフターズ』の唄った“誰かさんと誰かさん”で有名なメロディーです。もともとは海外の民謡だったのですね。

っで、この曲の方ですが、しっとりと吐息混じりに歌い上げる彼女の優しさにほれ込んでしまいます。優しいブラシのスネア音と時折彩りを与えてくれるトランペットとクラリネット、そしてトロンボーンの音色も素敵です。

悲しいかな知識のなさから、“スイング”というとすぐに派手なビッグ・バンドものを思い浮かべてしまいますが、白人ボーカルの甘い歌声中心の音楽もやっぱり好きだなぁ。
当時のポピュラー・ミュージックの奥深さを痛感しております。

≪From アルバム『SWING SWING SWING』≫