最近のいろいろな音楽を耳にすると、「またバブリーな方向へ進むのかなぁ」なんて考えてしまいます。かつて、10年以上も前にアンプラグトがブームになったあたりから、シンプルな音楽がはやっていたけれど、また最近は華やかな方向へ進みつつあるのかなぁ。
前書きが長くなりましたが、そんな環境だからこそ久々に聴いたこのポリスの名曲がやけに耳についたのかもしれません。彼らの凄いところは、ライブでもスタジオでもゲスト・ミュージシャンをほとんど起用しないこと。3人でほぼ完結するのです。だからとってもシンプルでタイト。
多聞に漏れずこの曲もそうで、スティングのメロディーセンスもさることながら、アンディ・サマーズのギターセンスに感服です。とっても“理系”な感じを漂わせる計算ずくのリズムギター。コーラス・エフェクトの係り具合も絶妙で思わずとろけちゃいそうです。
おそらく私のようなアマチュアが真似しようとしてもっとも苦戦するタイプの曲でしょうね。もっとも、私にはそこまでの技術はありませんが・・・悲しいことに。
≪From アルバム『Synchronicity』≫