最近、「個人的に90年代ロックを見直そう!!」って考えが進んでいまして・・・。そんなつもりで買ったこの1枚ですが、とってもハマッてしまいました。
当然、リアルタイムでもラジオなんかでよくかかっていたんだけど、そのときはあまりピンとこなかったんだなぁ。こんなところに私のセンスのなさを感じてしまいます(泣)。
っで、この曲ですが、アルバム中盤を盛り上げる曲ですね。いかにも骨太なサザンロックって感じの曲です。豪快なドラムがサウンドに疾走感を与えているし、ギターはアメリカンな乾いた音でロックを感じさせるリフレインを奏でているしね。アメリカン・ロックのおいしいところを抽出したってところでしょうか。
もともと70年代ロック志向の強い彼らなので、メロディもとってもいいし私のど真ん中のストライクゾーンです。
もう少し彼らの音楽を聴いて、何度でもレビューを書いてみたいなぁっと思う次第です。
Go Tell The Congregation / the Black Crowes
Respect / Otis Redding
オーティスのことはその音楽を知るのが遅かったせいもあるかもしれませんが、まだあまり良く知りません。そして、このレコードを入手したのもホントについ最近・・・。お恥ずかしいばかりでございます。
そして、今日の曲はそのオープニングナンバーから。イントロが始まって、MG'Sの演奏が始まると「さすがMG'Sはライブでもカッコエエわい」・・・あのダック・ダンの弾くベースラインが一段と際立ってくると・・・「あれ、これってかのカブト虫軍団の曲と似てないかい?」
オリジナル音源では見えてこなかったものが、ライブ音源では色々見えてくるんですね。きっとマッカートニー卿たちもオーティスの音楽は好きだったんだろうなぁ。なんたって、リアルタイムだもんねぇ。
十数年、いろいろな音楽を聴いて、初めて「ラバー・ソウル」と「ホンモノのソウル」の境界線が見えてきた今日この頃です。
Like It Is, Like It Was / James Brown
先日、悔やまれながら他界したJBの曲が今日の1曲。
学生の頃、私の周りには彼のファンが多かった。っというよりも、ブラック・ミュージックに興味を持ったヤツらはみんな聴いていました。もちろん、私も多聞に漏れずそのひとりだったのですが。
ただ、この比較的地味なアルバム(サントラだしね)でトリを飾るこの曲では、いわゆるJBのイメージとは違い、したたかなブルースを歌い上げるのです。元来、ブルースが大好物な私にとっては、これ以上ないごちそうでした。シンプルな演奏の上に、あの声で切なげにブルースを語られては・・・今となっては涙モンですね・・・。
彼が亡くなって以来、あまり彼の音楽は聴いていなかったけれど、こうしてスコッチを片手に聴くと・・・帝王の笑う顔が思い浮かぶ今宵です。
Lawdy Miss Clawdy / Joe Cocker
最近ではすっかり禿げ上がってしまって、このころの「腕っ節だけは・・・」な印象も薄くなってしまったコッカーさんですが、これだけ汗ばむ姿が似合う英国人はなかなかいないでしょう。最初聴いたときは、彼が英国人だとは夢にも思いませんでした。人間、憧れが強ければ同化してしまうものなんですねぇ・・・。
っで、この曲ですが正にアメリカン・ルーツの魅力たっぷり。それもそのはず、レオン・ラッセルがプロデュースに加わっているのだから。南部テイストたっぷりの英国スワンプ(って言うより、ボーカルだけがイギリス人なスワンプロックかも・・・)が楽しめます。リズムなんかもとってもドライな感じで私の大好物です。
そんなに頻繁に我が家のターンテーブルに乗るわけではないけれど、針を落とした瞬間から思わず聴き入ってしまう、今日の1曲でした。
Qualified / Dr.John
昨日のアラン・トゥーサンに関係の深いミーターズのつながりで今日はこのアルバムから。これまた変態的に奥深い音楽ルーツを持っているDr.ジョンです。
ファンキーなピアノから幕を開けるこの曲。パーカッションの作り出すうねるようなリズムと渋いボーカル、それと掛け合うホーン・セクションとコーラス・・・。どの部分をとってもカッコエエです。隠し味の様なさりげないギターカッティングもさすがはミーターズ。すべては音の厚みを最大限に表現するための計算づくっといった感じでしょうか。とにかく無駄がまったくない!!
Dr.ジョンっというと私達の世代ではとっても地味なんですが、こんな曲を聴けばそのイメージもぶっとぶはず。なんせ最高の南部サウンドなんだから。何か“暑い”モノが欲しくなったら聴いてみてください。
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